剛田マーケット

韓国ヲタクのつぶやき

JYP(J.Y.Park)が再評価されているらしい

こんばんは。じゃいこです。

 

先週はあまり韓国のバラエティを見られず、唯一見たのが2週に渡って放送された「집사부일체(チプサブイルチェ 家師父一体)」のJYPパク・ジニョン特集。

「スーパーインターン」とはまた違う視点でJYP新社屋が見られたのと、今回は会社ではなくパク・ジニョンに視点があてられたものだったので新鮮でした。

 

最近あった韓国の芸能界の事件を受けてJYPの教育システムが再評価されているという記事をいくつか読んだので、今日はJYPのシステムについて書いていこうと思います。

 

 

 

JYPのシステムが評価されている?

番組を見たあとにJYPで検索したら、JYPとYGの違いについて書かれた記事がいくつか出てきました。読んでみると最近韓国芸能界で起きた事件と関連させ、「YGの評価が下がり、JYPの評価があがった」というような内容のものでした。

あくまで経営者の比較です。

私はYGのアーティストもJYPのアーティストもだいすきです。

 

ご存知のとおりJYPはTWICEの成功により業績を大きく上げています。SM、YG、JYPの三大事務所のなかでも時価総額で最近ではSMと毎回1位を競っているほどです。2019年3月15日時点ではJYPが1位です。

この背景にあるのが今回の事件にJYPの関与がないとされていることがあります。また、歴史的に見てもスキャンダルが少なめでクリーンなイメージであることから、韓国国内でJYPの教育や経営システムが再評価されているようなのです。

もちろんスキャンダルがゼロではありません。飲酒運転や契約に関するごたごたが過去にはありました。

 

ではそのシステムってどんなものなのか、見ていきましょう。

 

真実・誠実・謙遜

アーティストは実力よりも人格が大切だと様々な番組で主張してきたパク・ジニョン。

TWICEを誕生させたサバイバル番組「SIXTEEN」では、メンバー同士で性格のいい人を投票させたあと講義をしていました。

 

「芸能人は言葉と行動に気をつけろとよく言うが、言葉と行動に気をつける必要がない比とにならなければならない」

「いい歌手ではなく、いい人にならなければならない」

「才能に秀でた人はいるが、長く人気を得るためには誠実さが大切だ。誠実に生きる気持ちが重要なんだ」

と話しながら、人性(人柄)の三大原則として

真実・誠実・謙遜 を掲げました。

 

この三大原則について、今回私が見た「집사부일체」でもITZYが言及していました。

 

実際にJYPでは生活態度が悪いと練習生をクビになったり、逆に練習態度がいい子がデビューメンバーに選ばれています。

「SIXTEEN」でのモモがまさにそうで、一度は脱落したもののトレーナー陣が1番誠実なメンバーとしてモモを選んだので、敗者復活でデビューになりました。

 

所属アーティストに関して、かなり人格については教育していることがうかがえます。

でも当の本人(JYP)はどうなのか?

というところをこれから話していきます。

 

成功より尊敬される人になりたい

「집사부일체」ではJYPの日課を番組メンバーが体験するというものでしたが、

とにかくハード。

数が多いので印象に残ったものをいくつかピックアップしました。

 

JYPの生活

・朝起きたら脳を起こすために日本語の勉強

布団のなかで日本語の文章をぶつぶつ言っていました。日本でのガールズグループプロジェクトの記者会見がオール日本語でしたが、裏でこんな努力をしていたのですね。

 

・1週間の半分は1日1食

体重の変化でダンスが変わってしまうため、体形維持のために1週間の半分は昼食のみだそうです。朝ごはんは“栄養摂取”という名前で一杯のオリーブオイルとノニジュースに、サプリメントでした。

 

・腹が減ったらバスケ

ただのドМです。

 

・服の買い物は年2回 普段着は2セットだけ

服を選んだり、着替えたりする時間が惜しいから。またひらめいた曲が着替えのせいで飛んでしまうのがいやだという理由だそうです。ちなみに上記の理由でズボンはウエストゴム、クツはくつひもなし。

 

・トイレに行く時間を決めている

生活リズムがしっかりしているためトイレにいく時間も毎日同じ。恐ろしい。

 

なんでこんな生活を?

なぜ自分にこんなに苦しい生活を課しているのか?

すべては尊敬される人物になるため。

元々は成功する人になりたかったというパク・ジニョン。ただ、いざ成功してみるとなぜか虚しい気持ちがしたそうです。

その裏にあったのが過去の失敗経験。成功して一時期アメリカ進出に力を入れていたパク・ジニョンですが、リーマンショックで撤退することになってしまいます。自分でないものが原因で失敗した時の喪失感が大きかったそうです。その時

「夢というのは叶った時に虚しく叶わなかったときに悲しいものではなく、何かのために生きようとすることこそが夢だ」と述べていました。

そこで見つけたのが尊敬される人になるという夢でした。

JYP曰く「結果だけがよければ成功した人だが、尊敬される人になろうと思うと過程もよくなければならない。私がずるや不法行為、反則をして成功したら、成功にはなるが人々が僕を尊敬しない。成功が重要なのではなく、1日1日を生きていく僕の姿が他人に信頼を与えることになるということに気づいて虚しくなくなった」

結果として所属アーティストに人柄のよさを求めるように、自分も人から尊敬される人になれるよう並大抵ではない努力をしていることがわかりました。

 

アーティストを守ってね

今回の韓国の事件やこのJYPの特集を見て、とにかく才能もあってすてきなアーティストを事務所はきちんと守って、サポートしてあげてほしいと思いました。

YGはいつもカムバするする詐欺だし、「MIX NINE」に至ってはデビュー白紙だし、YG宝石箱の子たちのデビューが遅れないか不安だし…もっとアーティストを大切にしてほしいです。

今回いい面を書いたJYPでさえ、昨年末の香港MAMAでのTWICEのスピーチでメンバーが多忙で押しつぶされそうだったんだと思うと、まだまだ納得いかない部分も多いです。

いちK-POPヲタクとして願っているのは

アーティストが心身ともに健康に活動できることです。

今回の事件をきっかけに各事務所が会社のシステムや教育・育成について考え直してくれたらいいなと思っています。